バイクの走り納め

今年最後のラストラン。
家から往復30キロ程のご近所走行。
特に目的地を決めて走ったわけでなく、ふらりと気の向くままにハンドルをきった。
当然見知らぬ道に入り込み、見知らぬ風景に出くわす。
家からたいして離れた場所で無いが、初めて見る景色に少し喜びを覚える。
知らない道を走るのが好きなのだ。
いや、知らなかった道が知っている道に変わる事が好きなのかも知れない。
走り続けると、やがて知っている道に出る。
不思議なもので知っている道といっても、その風景や建物、目印になるような何かを見つけ
「ああ、この道知ってる」
と感じるのでは無く、ただ漠然と知っていることに気付くのである。
まあ、得てして万事はそんなモノなのかも知れない。