だが直す!

S○NYのサービス窓口に問い合わせて見たところ、修理のための部品ストックは販売終了後8年だそうで、既にカセットテープテープのウォークマンは時間切れ!
CDラジカセに至っては論外!
それぞれ長きにわたり、活躍してくれたなぁ。

取りあえず代用となるカセットプレイヤーを探す。
ポータブルからミニコンポまで。
カセット再生機器はまだ市場に残るが、どれもイマイチ物欲を刺激しない。

・・・やりますか。

理系男子たるもの家電の分解はお約束。
集積化の進んだ最近の家電はお手上げの部分が多いが、もし問題点が物理的な所なら何とかならなくも、なくも無い、かも知れない。
どうせ直せなくても現状維持だ。

ケースを開けてみる。
モーターから駆動力の伝達にベルトを使っていた。
ベルトは・・・テンション問題ない。
一番劣化し易い場所なので怪しいと考えていたが・・・
問題点はそのモーターの回転をテープ駆動へ伝える金具を動かすソレノイドが動いていない。
ソレノイドが原因ならば、うーん、交換も出来ないしちょっと手が出ないかな。
が、電源の端子部を磨いてみたり、いろいろ試しているウチに金具が動いた。
テープ再生、音が出た。ラッキー。

これで何とかテープのストックをPCに取り込み、MP3化できそうだ。

でも基板を外そうとした時にネジと間違いテープ速度調整を回してしまった。
CDプレイヤーを持ってきて、CDとテープで同じ曲を再生し、再生速度比較。
右耳でカセットの音、左耳でCDの音。なんか変な感覚。
苦労の末、4分余りの曲で差を約1秒に調整。
個人的には誤差として妥協できる範囲だ。
これで良しとしよう。


速度調整で何時間も聞き比べたので音楽が耳に残るが、頭の中のBGMはやはりインテルの「分解くん」。