茂原、慶飯

会社帰りに大きく寄り道して訪問。
それはシャッター通りと化した商店街を通り抜け、更に脇道の路地の中にヒッソリ佇む中華食堂。
元々はスナックだったのだろう。
看板に明かりが灯ると、古い店名が透けて見える。

店の外観はお世辞にも良いとは言えない。
というか店自体が目に付きにくく、散歩の途中で偶然見付け、チョット入ってみようか、となることはマズ無いだろう。

実はこの店、以前は駅前のAE○Nの横に有った。
それがAE○Nに立ち退き要求され、駅から離れた場所に移転。
そして昨年5月、再度商店街近くに戻ってきたのだ。
・・・まあ、商店街がシャッター通りなのは先に書いた通りだが、昔の馴染みの客が今も通う名店なのだ。

移転してからの看板メニューは丼もの中心に変えたとの事だが、以前の人気メニューも残っている。
担々麺(850円)、辛めでオーダー。

見た目が真っ赤な担々麺だが、極端に攻撃的な辛さでは無い。
なんと云うか、優しい辛さと表現すべきか?
タップリ入った擂り胡麻が、この店の担々麺の顔となっている。
麺は平打ち、店主自ら裁断しているという。
っま、個人的にはもうちょっと固茹でが好みかな。
スープも残さず完食。

何より夫婦2人で切り盛りする小さな店舗。
今回、カウンター席に陣取ったが、とてもアットホームな雰囲気だった。

来月半ばには開業15年、茂原移転一周年のイベントを計画しているという。
次はオススメの麻婆豆腐でも頼んでみようかな。

因みにここの店主はかつて陳建民の下で修行積んでたそうだ。